2017.11.19第20回答書トレーニング国際シンポジウム2017 in Tomi, Nagano 開催イベント 高地トレーニングを学ぼう パネルディスカッション

2017年11月19(日)
第20回高所トレーニング国際シンポジウム2017in Tomi,Nagano開催記念イベント「高地トレーニングを学ぼう!パネルディスカッション」が東御市文化会館サンテラスホールで開催されました。 コーディネーターに日体大総合研究所長 武藤芳照さんを迎え、アテネ五輪金メダリスト 野口みずきさんやアトランタ・シドニーパラリンピック水泳金メダリスト 河合純一さん、ロンドン、リオ五輪2大会銅メダリストの星奈津美さん、日本陸上競技連盟科学委員長 杉田正明さんなどに登壇いただきパネルディスカッションを行いました。

星 奈津美さん

ロンドン・リオデジャネイロオリンピック
200mバタフライ2大会連続銅メダリスト

私が高地トレーニングを初めてしたのは19歳でした。しかし、今では中学2年生から高地トレーニングをする選手がいます。現役時代は、海外で高地トレーニングをしていましたが、時差の影響で睡眠が浅くなってしまったりするので、時差に慣れるのが大変でした。

野口 みずきさん

アテネオリンピック
女子マラソン 金メダリスト

海外の合宿では、1ヶ月くらい滞在することもあります。飲み水やホテルの食事まで気を使っていました。湯の丸高原は空気がきれいで、私が高地トレーニングで行っていたスイスのサンモリッツに似ています。

河合 純一さん

アトランタ・シドニーパラリンピック
水泳 金メダリスト

海外と国内では合宿にかかる費用が違います。海外合宿は国内合宿の3倍程度費用がかかりますので、国内で高地トレーニングができれば費用の軽減やトレーニング環境の選択肢が広がります。障害者アスリートには、脳血管障害や脳性麻痺などの病気を抱えているアスリートがいます。世界的に障害者が高地トレーニング(低酸素環境)を導入することで身体に及ぼす影響についてエビデンスがありません。今後、身体活動に及ぼすエビデンスを集めることも可能となります。

杉田 正明さん

日本体育大学教授 日本オリンピック委員会 情報・科学サポート部門長
日本陸上競技連盟科学委員長

高地トレーニングは、陸上、水泳種目以外のスポーツでは、サッカーなどにも効果があります。サッカー界からも「高地トレーニングを取り入れたい」との声もいただいています。低酸素環境では、たまに貧血になる選手もいます。その場合、事前のメディカルチェックや医療機関との連携は不可欠です。

武藤 芳照さん

日体大総合研究所長
ロサンゼルス・ソウル・バルセロナ 水泳チームドクター

高地トレーニングは血管を広げるなど一般の方にも効果があります。高地トレーニングに自然・食事・医療関連との連携は不可欠です。